~KS - Big Mixing Method~
KS-B・MIX工法の概要
深層混合処理工法は、軟弱地盤中に安定処理材(セメントスラリー)を強制的に注入しながら機械撹拌混合することで軟弱土を強固な改良杭に改良する工法です。
従来の深層混合処理工法はφ1000×2軸が主流であり、多数の施工実績を有していますが、更に大口径によるコストダウンをめざしています。
しかし従来の機械設備では、改良径が大きくなるほど、撹拌翼の抵抗力が増大しオーガーモーターや機械本体が大型化するために、まだ広く普及していないのが現状です。今回当社においては、小型・軽量で大きなトルクを発揮することができる油圧駆動方式のロータリードライブを採用した大口径深層混合処理工法(KS-B・MIX工法)を開発しました。本工法は最大φ1600×2軸の深層混合処理を可能にし、コストダウン・工期短縮を実現しました。
施工機全景
施工状況
KS-B・MIX工法の特徴
1 大型施工とピッチ変更の容易性 |
杭径φ1200~1600、杭ピッチ1.00m~1.60mまでの大型施工が従来の深層混合処理と同等の改良効果で可能です。 また、ピッチ変更も油圧装置により施工現場内で容易に変更が可能となりました。 |
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2 高い施工能力 |
油圧駆動により大トルクが発生可能で、大口径においても高い貫入能力が得られる事により、あらゆる軟弱地盤にも対応が可能となります。 |
3 施工性の向上 |
従来の深層混合処理に対し施工期間の短縮とコスト削減が大いに期待されるばかりでなく、低振動・低騒音で施工が可能な為、市街地の環境にも考慮した広報です。 |
4 構造物近接施工 |
排土式深層混合広報(WING工法)との組み合わせで構造物の近接施工も可能です。 |
施工方法
無振動低騒音式地盤改良工法(KS-EGG工法)で使用している油圧駆動の大型ベースマシンをベースに、出力145kwのロータリードライブ2台を用いた深層混合処理打設装置を装備した「大口径深層混合処理工法」です。
施工イメージ
【出来形全景】
φ1600mm×2軸
改良径仕様
撹拌翼の詳細
施工機械撹拌翼
φ1600 撹拌翼詳細