Q1. 現在の仕事の内容を教えてください。
技術管理部では、支店や全国の工事現場に対して地盤改良に関する支援を行っています。軟弱な地盤の上には、安全な構造物を建設することができません。しかし土壌をすべて入れ替えることはできないため、たとえばセメントを注入する、地中に杭を造成するなどして、強固な地盤に改良する必要があります。当社には独自工法をはじめ、さまざまな地盤改良技術があります。現場ごとに地質や施工環境が違うため、現場担当者の要望を聞いて、最適な工法を提案しています。また、積算見積書の作成や新工法の開発、新工法の特許取得、当社の技術の広報活動も行っています。
Q2. 仕事の魅力ややりがいとは?
地盤改良工事は、施工が終われば、その痕跡がまったく見えなくなってしまいます。地盤改良をしたかどうかも分からなくなる。そこが難しくもあり、面白いところです。地盤は場所によってまったく異なります。また何を建設するのか、どういう改良をするのかにより、選択する工法も違ってきます。分からないことが多いので、逆にそこにやりがいを感じます。日々、勉強をしなくてはいけませんね。
Q3. 人とのコミュニケーションで心掛けていることはありますか?
既存の工法が現場で使われると、「こうした方が良いのでは?」という声がでて、改良して段々と良いものになっていきます。実際に使われて見えてくる問題点や改善案があり、技術の開発は自分の部署だけではできないということを実感しています。技術管理部は、縁の下の力持ち。技術面で何か求められたときに、きちんと協力体制がとれるようにしたいと思います。また支店や現場担当者、協力会社に相談することも多いので、コミュニケーションを大事に、もし先方が困っていたら積極的に手助けしようと心がけています。
Q4. 大古利さんから見た、あおみ建設の魅力はなんですか?
社員間の距離が近い印象を持っています。職場の風通しが良く、話しやすい雰囲気があります。私が就職活動をしていたころ、海洋土木に関わる仕事がしたかったので、あおみ建設の前身の会社の面接を受けました。そのとき、会社の気さくな雰囲気が良いと思い入社を決めたのですが、それはいまも受け継がれていると思います。
Q5. 将来の目標や夢を教えてください。
私が開発に携わった当社独自の工法に、「KS-EGG工法」があります。これも、開発されてから15年以上が経過しました。今後、30~40年後の未来を見据えて、長く社会の役に立てる新しい独自工法を1つでも2つでも開発していきたいですね。地盤改良技術は、地震への備えとしても、これまで以上に社会から求められていると思います。
1日のスケジュール
8:00 出勤
9:00 メールチェックとスケジュール確認
多くのやりとりがメールなので、開いて確認して添付ファイルを確認するだけで一仕事です。
10:00 資料作成・連絡調整
メールチェックから優先順位をつけて、積算や広報資料の作成、打合せ資料の作成・連絡調整等々をこなしていきます。
資料を作って打合せをしても、また資料作成が待っているのはなぜでしょう?
12:00
ランチタイム
13:00 引き続き、資料作成
午前中にやり残した作業を外出までに片付けていきます。
15:00 外出(社外WG)
数社が集まって検討事項を報告します。そして、みんなで宿題を持って帰ります。
17:00 明日のスケジュール確認
明日がんばれば、なんとかなる!と自分を納得させる時間です。
18:00 退勤
【私のOFF TIME】
広島県出身の私は、広島カープの大ファン。テレビ観戦はもちろん、球場にもよく足を運びます。社内の人と球場で観戦することもあります。帰省したときにはマツダスタジアムに行きたいのですが、人気があってなかなかチケットを取ることができませんね。
【学生の皆さんにMESSAGE】
いま建設業界は、ICT(情報通信技術)などの技術革新により、省力化がどんどん進んでいます。地盤改良の技術開発に関しても、若い人の新鮮な発想、さらには女性ならではの視点が活かせると思います。そういう意味では、将来性がある業界と言えるのではないでしょうか。