Q1. 現在の仕事の内容を教えてください。
茨城県の港に岸壁を新設するため、指定の場所に石や砂を投入する「裏埋め」という工事を担当しています。海の工事の場合は、海上保安部などに工事計画書を提出して、許可が出るまで1か月ほどかかります。資材は朝3時ごろに東北で輸送作業船に積み込んで運搬。1~2時間ほどで荷揚げを終え、また翌日の運搬のために引き上げます。港では一般船舶が航行していますので、輸送作業船の入港時間の調整が必要になります。資材はダンプで陸上からも運搬しますが、船の方が格段に多く輸送できます。使用する重機も、街の建設現場で見られるものより、輸送作業船のものは遥かに大きいものになります。
Q2. 仕事の魅力ややりがいとは?
施工管理者が作業方法を全部決めて指示するやり方もありますが、作業員さんたちの考えも併せて進めた方が、効率的に工事が進められるかもしれません。皆さんの話を聞くと、思わぬアイデアも出てきます。いろいろな意見を集約させつつ、しっかり決断して工事を完成させていくのが、私たち元請の仕事ではないかと思います。新入社員のころ最初に担当したのは、橋脚と橋台を構築する工事でした。右も左も分からずに必死でしたが、小さな箇所でも「そこは任せるよ」と言われるとうれしいものです。最初の現場から良い経験ができたと思います。
Q3. 人とのコミュニケーションで心掛けていることはありますか?
現場は、人とのかかわりが多い場所。私と世代のはなれた50~60代でバリバリ働いている方も多くいます。日ごろから積極的に話をしていると、その方が自分の経験にもとづいたことを教えてくれることがあり、私から指示をするときも、わだかまりなく聞いてくれます。後輩には、報告・連絡・相談の「報連相」の大切さを伝えています。自分1人で考えて行動することは大事ですが、その上で、「こうしたいのですが、良いですか」と相談してもらうことが、施工を円滑に進めるのに欠かせないと思います。
Q4. 大西さんから見た、あおみ建設の魅力はなんですか?
海洋土木、陸上土木、地盤改良、それぞれの工事を経験できることが、いちばんの魅力だと思います。なかでも海洋土木では、大型船や巨大な重機を使用するなど、スケールの大きい仕事をすることができます。社員は、若手も上司も話しやすいフレンドリーな感じの方が多いと思います。かつて社長が現場パトロールに来られた際は、「何か困っていることはありますか」と柔和に接していただきました。気さくな雰囲気の社風ではないでしょうか。
Q5. 将来の目標や夢を教えてください。
いまの目標は、1級土木施工管理技士を取得すること。私の名前で現場を請け負えるようになり、先頭に立って、工事を進められるようにしたいと思っています。そして今後も多くの経験を積んで、さまざまな現場に自分のノウハウを反映させていきたいですね。そのために、勉強を重ねていきたいと思います。
1日のスケジュール
7:30 出社
船舶作業準備のため早めに出社、船舶動向時間やメールを確認します。
8:00 現場管理業務
一般船舶、他工事船舶動向等を確認し、船の岸壁着岸準備をします。
9:00 現場管理業務
船が着岸後、材料の受入検収をし、工事箇所に投入開始します。
11:00 現場管理業務
一般船舶、他工事船舶動向等を確認し、船の離岸と現場の片付けをします。
11:30 事務所内業務
危険個所を洗い出し、現場作業計画を作成します。
12:00 昼休憩
日替わり弁当チェック
13:00 職長参加による打合せ
14:00 船舶会議出席(他工事船舶動向確認)
15:00 週間工程会議出席(発注者・全受注者による会議)
16:00 事務所内業務
社内打合せ・書類作成をします。
17:00 帰宅
【私のOFF TIME】
全国のさまざまな現場で、それぞれの土地を巡るのが楽しみです。かつて北海道の根室市の落石という地名の現場を担当したことがありました。そのときは、休日に世界遺産の知床半島などさまざまな観光地をドライブしました。
【学生の皆さんにMESSAGE】
難しいかもしれませんが、楽しんで就職活動してもらいたいと思います。そして健康も大切。その上で、いろんな会社から皆さんの「人となり」を見てもらうのが良いと思います。もっとも楽しく試験や面接を受けられたところが、縁のある会社になるのではないでしょうか。